Walkmanのおはなし

 ブログの内容の5割くらいが音楽になってしまっているこばとんですが、自宅待機している起きている時間の5割くらい音楽を聴いているので、それを綺麗に比例していると考えればそう不思議ではないのかもしれません。ブログを書いている今この瞬間も音楽を聴いているし。

 

 さて、みなさんはどのような方法で音楽を聴いているでしょうか。最近はいろいろと選択肢が増えてきましたが、私は何らかの方法で音源を購入してWalkmanで聴くのが基本です。Apple Musicも契約していますがスマートフォンで音楽を聴くことはほとんどありません。

 なんで、って聞かれると正直困るのですが、Walkmanを使っている理由は「音楽専用端末を持っていればどんなことをしていてもながら聴きできるから」というのが大きいかもしれません。Twitterをしている時もゲームをしているときも作業をしている時も音楽を聴いているので、スマホを使って音楽を聴くとなにかと制約を受けてしまいます。生活のなかで比重の大きい音楽だけ専用端末を持っていたほうが、何かと便利なんですよね。

 

 Walkmanの方が音質が良い、というのもあるかもしれませんが、私はそこまで音質に強いこだわりはありません。むしろノイズキャンセリング機能の方が私にとっては大切かもしれません。実は、私は耳鼻咽喉科の先生を驚愕させるほど耳が良いんですよね。そのため、あまり大きい音を聴くのが好きではありません。常に小さ目の音量で音楽を聴いているのですが、これだと騒音の大きい電車内ではかなり音楽を聴きづらくなってしまいます。ノイズキャンセリングがあれば騒音を打ち消したうえでそこまで音量を大きくしなくても音楽が聴けるので、これは手放せません。というかiPhoneに標準装備してるイヤホンで車内で音楽を聴いてる人ってどんだけ音量を大きくしてんの?まあ圧迫しないあの装着感はいいけどね。

 

 

 さて、私とWalkmanの歴史は10年に迫りますが、今使っているWalkmanはもう5代目です。実は私は物持ちのいい方で、そこまでガジェットを更新しているわけでもないのですが、Walkmanだけは「しょっちゅう」変えています。まあ理由はそれぞれあるんですよ。それも含めて、Walkmanたちとの思い出を振り返っていきたいと思います。

 

 

1代目 2013~2014 E080

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バッテリーが死にかけている一代目

 それまでCDウォークマンを使っていた私にとって初めてのWalkmanは一番安いEシリーズでした。まあそんなにお金があったわけでもないしね。メモリーは4GB。当時は音楽を気軽に持ち運べるようになっただけで自分にとっては画期的だったのですが、すぐにこの小容量は不満となってくることになりました。といっても、当時フィーチャーフォンすら持っていなかった自分にとって通学中に音楽が聴けるようになったことは革命的で、「自分だけの音楽の時間」を持つことは私に「音楽的自立」をもたらしました。それまでは私の音楽的世界の90%は嵐によって形成されていたわけですが、初代Walkmanの購入によってスキマスイッチももいろクローバーZといったアーティストと出会います。その後の私の音楽世界の爆発的拡大を導いたという意味で思い出深い端末です。

 

 

2代目 2014-2016 F880

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久しぶりに更新し、新譜を入れてみました。大きい画面はやはり魅力。

 不足する容量に対する不満から、にわかにWalkmanの買い替えが浮上します。先述したようにお金のない学生なのでそうしょっちゅう買い替えというわけにはいかないのですが、当時は一気にスマートフォンが学生にも普及しだした時で、ケータイを全く持っていないにせよなんらかのAndroid、あるいはiOS搭載端末を手に入れる必要性を強く感じていた頃でした。そこで思い切って購入したのが二代目、Fシリーズです。

 スマートフォンが完全に浸透した今、Fシリーズは無くなってしまったのですが、私としては最も気に入っている機種です。最大の魅力はやはりAndroidを搭載していること。他のWalkmanソニー独自のOSで動いているのに対し、スマートフォンのプラットフォームであるAndroidを搭載しているこいつは圧倒的に操作性で勝ります。画面が大きいことも高評価。とにかく操作性だけで見ればトップクラス。だってさ、Walkmanを使ったことがある人ならわかると思うんだけど、Androidのキーボードを使って曲を検索できるんだよ?最高でしょ。こら、スマホでいいでしょなんて言わない!

 タッチパネル式の最大の利点は、シークバー(音楽の再生箇所を示す棒)を縦横無尽に操作できるところ。一節だけ繰り返し聴きたいときに曲を飛ばすボタンを長押ししてジワジワ戻るのはあまりにまどろっこしいからね。

 ちなみに最大の弱点は、電池持ちの悪さ。Androidって電池を食うんだわ。あとは、microSD端子などが無く、拡張性が無いことですかね。ちなみに本体メモリが非常にすくなく、限られたアプリしか運用できませんでした。

 

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凛ちゃん

 この2代目の時にラブライブ!と出会いました。裏面には神田明神で買えた凛ちゃんの蒔絵シールが貼ってあります。大学受験を一緒に乗り切ったのもこいつ。当時お茶の水の塾に通っていて、塾通いのついでに神田明神に100回以上参拝して合格祈願をして。第一志望には落ちましたが、それでも2つ大学に受かることができました。それに、院試のときもお世話になりました。本当に神田明神には感謝してもしきれません。これからも機会があれば何度もお参りさせていただきます。

 センター試験も各本試も一緒だったこの端末ですが、高校3年の春休みも終わろうという時に突如電源が入らなくなりました。その後2年後に突如復活するまで、すっかり黙ってしまった2代目。悲しい代替わりを迎えます。

 

 

3代目 2016-2018 A20

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星空凛ちゃんにちなみ黄色。この色はよかったです。

 大学に入学してiPhoneも持ちましたし、Fシリーズもなくなっていたので、選ばれたのがAシリーズ。Aシリーズは正方形を斜めに設置したボタンが印象的ですね。ハイレゾにも対応しているし機能的には十分な本機種ですが、個人的満足感はあまり強くありませんでした。やっぱタッチパネルのが使いやすいんだよね。物理ボタンがあると確かに見なくても感覚だけで操作できたりするし、シンプルだからきびきび動くんだけどね。あ、電池持ちが良いのも魅力です。

 ちなみにmicroSDスロットのお陰で容量をかなり増やせるので、このあたりから持っている楽曲の数がうなぎのぼりに増えていきました。今では3000曲以上入っていますが、最初は4GBから始まったことを考えれば、自分の音楽の世界がどれだけ広がったかということを強く実感します。

 大きな不調があったわけでは無いのですが、やはりタッチパネルの操作感の方が好みなので、結局買い替えに踏み切ります。そういう意味では一番愛着の薄い機種かもしれない。ちなみに今でも緊急用のサブとしての役割を担っています。これからもお世話になります。

 

 

4代目 2018- A30

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ルビィちゃんにちなんでピンク......というかそれしか選択肢がなかったんよね。

 ということで、タッチパネルになった新しいAシリーズを購入しました。ちなみに今現在もこいつを使っています。

 確かにタッチパネルで操作できるのはとっても良いのですが、実は不満も多い機種です。まずソニーさん独自OSが圧倒的に使いづらい。動きがもっさりしてるし、落ちることもしばしば。Bluetoothの安定性が低いなど、細かいところを挙げればきりがないのですが、まあなんだかんだ愛着をもって使っている.......と思います。地味な利点は、端末側での曲の管理がしやすいこと。端末側で曲を削除したり、プレイリストを編集できるのは大きい魅力。あとブックマークも使いやすいよね。「こばとんのお気に入り100曲」ブックマークが始まったのもこの機種になってから。いろんな曲を聴くようになって、アルバムを行ったり来たりするよりぱっとプレイリストを再生できる方が便利になってきたのですが、そういう需要にはしっかりフィットしています。

 こいつになってからの最大の変化は、Bluetoothを使うことが圧倒的に増えたこと。ワイヤレスイヤホンにワイヤレススピーカーを購入し、イヤホンを挿すことの方が少なくなってしまいました。ワイヤレススピーカーはマジで素晴らしいよね。ほんと音楽を聴きやすくなるので、みんなもぜひ買ってくれや。

 

 

 さて、これまでのWalkman自分史を振り返ってきました。

 SONYさんが先日最新機種のA100を発表したのですが、これがまたね、購入するか長い間私を悩ませています。特徴はサイズは変わらずにAndroidを搭載したこと。店頭でさわった限りは操作性は今よりはよさそうです。あとはストリーミングに対応しているのもいいよね。買ったら買ったでいろいろ使い方が広がりそうなんだよなあ。ワイヤレスイヤホン・スピーカーの操作アプリもWalkman側に入れられるのも良い。

 ただ、未だに購入を躊躇しているんですよね......。一つは、やっぱり電池持ちが悪いらしいところ。まあしょうがないけどね。あとはねえ、画面が大きくなってくれないかなあ、という気持ちがあるんだよね。最近のスマホほど大きくなくてもいいけどさ、もうちっと大きくなってくれないかなあ。やっぱりタッチ操作なら画面が大きいに越したことはないんだよね。ジャケットも大きく見たいし。昔のiPhoneSEくらいのサイズ感でAndroid搭載Walkmanを作ってくれませんかね。バッテリーの容量も増やしてさ、ちょっとくらい大きくてもいいから。どうでしょうSONYさん。検討お願いいたします。そういうの出たら買うから、多分。

 

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初代から4代目までずらっと。

 なんだかとってもとりとめのない話でしたが、Walkmanと一緒に、私も成長して、音楽の世界を拡げて、たくさんの思い出を残してきたことを実感しました。音楽はいつも私の人生とともに移り変わり、変化し成長して、常に鮮やかに彩ってきました。ずらっと並んだ思い出のWalkmanたちを眺めながら、これまでの思い出を走馬灯のように思い出すとともに、これからもWalkmanと一緒に、音楽とともに新しい思い出を刻んでいきたいと思うのでした。

 

 それではまた

 こばと