2020-2021 ブログ納め&ブログ始め

 あけましておめでとうございます。こばとんです。

 2020年。新型コロナウイルスに世界中が振り回されたとんでもない一年は、ひとことで言えば「異例」の一年でした。緊急事態宣言が出されたり、オリンピックが延期になったり、100年前のスペイン風邪の流行に匹敵し、必ず歴史に刻まれるであろうこの大混乱については、いまさら語る必要もないほど読者のみなさんも痛感していたことでしょう。

 この記事は「2020-2021 ブログ納め&ブログ始め」と題し、この異例の一年の中での『こばとんの徒然日記』の歩みを振り返るとともに、一年の計を立てる、オーディオコメンタリーのような記事です。自分で書いた文章に自分で解説を入れるのは野暮の極みですが、もともと野暮な私の記事に注釈を加えてもさしてその価値が変わりはしないでしょう。それに、一年の創作活動を言語化してまとめておくことは、きっと自分の立ち位置を相対化することができるし、遥か先まで行ったとしても、いつかこの現在地を振り返ることもできるようになります。さっそく、始めていきましょう。

 

 

睦月

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  「将来を見据えて、いろいろなことに臆せず挑戦すること」。これが、2020年の抱負でもあり、この一年ブログを書き続けた理由でもありました。遡っていただければわかりますが、当ブログの開設は2019年。一本熱い記事を書いた後、多忙ゆえにその更新は停滞、というか完全に止まってしまっていました。しかし、2020年はわたしにとって、就活と決別して大学院に進学し、「人文科学」の世界で生きていく、その第一歩目になる年でした。なんでもいいから一歩目を踏み出さなければ、先へと進んでいくことはできない。「今後はもうちょっとライトな感じで、旅行記や本・音楽など好きなものついて書いていきたいと思っています」と語っているのは、内容が多少薄くても定期更新を続けるためでした。一年間の挑戦が、ここからはじまります。

 

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  1月には、「ラブライブ!フェス」にも参加しました。もともとは、「Aqoursの物語を見届けたら、ラブライブ!のファンは辞めよう」と思っていた私。しかし、卒業論文執筆の闇の中で少しでも光を得たかった私は、最後のチャンスである完全見切れ席に滑り込みで応募、当選し、さいたまスーパーアリーナへと向かいました。

 ここで虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、QU4RTZと『Beautiful Moonlight』に改めて出会ったことは、私のオタクとしての2020年を大きく左右する出来事だったのですが、それが効いてくるのはもう少し後のおはなし。それまで不動の「ラブライブ!で一番好きな曲」だった『夜空はなんでも知ってるの?』について、CYaRon!のパフォーマンスという視点から「アーティスト」としてのAqoursについて語ります。ライブから自分の物語を作っていく、2019年以前の私が詰まった記事です。

 

如月

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  大きな闇は、背後のもうすぐそこまで迫っていました。

 卒業論文を書き上げて、卒業式までの間は、何にも縛られぬ自由な時間。ここで、多くの学生は卒業旅行として、普段は行くことのないどこか遠くへと向かうわけです。

 私もその例に漏れず、卒業旅行の計画を打ち上げます。人生初のヨーロッパ旅行。記事に溢れる期待とは裏腹に、その進展は初めから不穏な空気を孕んだものになりました。中国・武漢で見つかった新型コロナウイルスCOVID-19の流行。旅行先の一つであったイタリアでその流行が深刻なものになると、旅行を強行するか、あるいは中止するのか。二者択一の決断を迫られます。下した決断は「中止」。本来の旅行期間中も刻々と事態が深刻さを増していたこと、それから後に欧米から帰国した邦人が日本に少なからずウイルスを持ち込んだことを考えれば、この決断に間違いはなかったと考えています。しかし、キャンセル料の負債と、それから本来記事になるはずだった海外旅行の中止。全てを失ったところから、2020年が始まることになったのでした。

 

弥生・卯月

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  失ったキャンセル料を取り戻すために。目が回るほどアルバイトのシフトを叩き込んだ3月と4月は、アルバイト先の店舗としてもマスクの着用、ビニールカーテンの設置など、新型コロナウイルス対策に追われた多忙の時期になりました。

 定期更新とは程遠い当時の更新頻度ですが、同時に記事の内容の模索も始まっていました。当初は①旅行記②書籍紹介③その他趣味(音楽・アニメ・鉄道・野球等)といったコンテンツを予定していた当ブログは、一番大きな①を失ったことで、暗中模索の状態に陥っていたわけです。『氷菓』新刊を紹介する上記記事は、模索のなかでは上手くいった方。「誰かをしあわせにする、内容のある記事」を書くこともまた、私のブログの大きなモットーだけに、当時はかなり苦しんでいた記憶があります。まだまだ、先の景色は見えないままでした。

 

皐月

tsuruhime-loveruby.hateblo.jp  新型コロナウイルスの影響はついに日本にも波及し、感染者の増大を受けた日本政府は緊急事態宣言を発令しました。卒業式も入学式もふっとんだ大学院は授業すら始められず、空虚の時間が過ぎるばかり。しかし、ゴールデンウイークも終わり感染者数もある程度落ち着くと、徐々に経済活動も再開してゆくことになりました。5月中旬より大学院の授業が始まったことで、生活リズムも一変。このあたりからようやく、記事の定期更新が軌道に乗ってきます。

 『内浦と私』は、緊急事態宣言下で苦しい状態にあった淡島マリンパークを支援させていただいたときに綴った記事。自分の経験を綴るエッセイは、どちらかと言えば得意分野。これからもたくさんの記事を書いていくことになるでしょう。

 

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  新譜の発売も滞り、過去の音楽ばかり聴いていたこの時期。私立恵比寿中学について書いた『運命と戦うことで今を奏でる』は、名曲『響』の歌詞を題名に採用した意欲作。大好きな気持ちを直球に長文でぶつけるスタイルをここで確立し、さらに多くのエビ中ファンからの反響をいただけたことも、その後の自信につながったことを考えると、2020年の中でも特に大きな記事であったということができます。当時の私は既存の「ストーリー」に頼ることを極度に嫌い、考察より自分に引き付けたことばで表現することにこだわっていた時期。読み返すと、ちょっと斜にかまえて評論的な当時のスタイルがほほえましくもあります。

 

水無月

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  「音楽」のジャンルで手ごたえをつかんだ私は、プレイリストを紹介していくような記事を書き始めます。当時のマイブームは(今でも大好きだけど)、ヒップホップグループSOUL'd OUT。自分の好きなものを「紹介する」というスタイルで、YouTubeを貼り付けて話していく方法の記事が続いていきます。この方法ものちに行き詰ってしまうのですが.......。彼らの最高にダサいのにそれが最高にカッコいい、試作と工夫に満ちながらキャッチーでオリジナリティあふれる音楽は、確実に私の音楽世界に大きな影響を与えたことは間違いありません。

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  徐々に新譜の発売も始まったこの頃。6月初めには、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会から『無敵級*ビリーバー』の発売が発表され、試聴動画が発表されました。発売された2月以降、完全に『Beautiful Moonlight』に打ちのめされ、虜になり、狂ったように聴き続けていた私は、楽しみにしていたこのシングルを聴いて衝撃を受けます。作曲にDECO*27さんを迎え、完全にそれまでのラブライブ!のイメージを一新する、柑橘系のフルーツのような新鮮さと瑞々しさに溢れた『無敵級*ビリーバー』。美しいメロディーで夜のお台場と彼女たちを描く『未来ハーモニー』。何かが始まった、そう思いました。

 この記事も、それまでのYouTubeを貼り付けて曲を「紹介」していくスタイルを堅持していますが、何よりこの記事の価値は、当時パッションに満ち溢れていたニジガクのファンたちに見つけてもらい、繋がることができた点でしょうか。自分たちの想いを考察記事や感想記事に紡いでいく素敵な人たちと繋がり、目の当たりにすることで、このブログの文章にも化学反応が起こっていきます。

 

文月

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  忙しかった春学期から徐々に解放された7月末。少しづつ、自分のなかで起こっていた化学反応は、ひとつの記事に昇華されました。「『無敵級*ビリーバー』と、かすみの鏡の向こう側」。それまででは想像できないほどの反響をいただいたのもそうですが、私としても抜群の達成感があった記事でした。約12000字と特大のボリュームになりましたが、自分の中で滾る熱い感情を、ゆっくり時間をかけて構成を作り、整理し、温度を保ったままぶつけ、情緒的でかつ理性的に書けたこの記事は、会心の作品でした。

 大きな反響を得られたと同時に、多くの人との出会いを得られたのもこの記事でした。それまでは内輪の数人にしか読んでもらえなかったのが、いきなり世界が広がったような気がしました。なにより、同じ「文章を書く」という行為をしている仲間、自分よりはるかに魅力的な文章を書く多くの人に出会えたのも、私にとってすごく大きなことでした。

 

葉月

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 『無敵級*ビリーバー』記事を確かな自信に変えて、もっともっといろいろな記事を書こうと思っていた夏休み。しかしこのあたりから、母が骨折して家がてんやわんやの大騒ぎになるなど、コロナウイルス以外の要素にもふりまわされ始めることになります。前厄だからなの?2021年はもう少し波乱を減らしてほしいです、神様。

 8月は様々なジャンルの記事を書きましたが、特筆したいのはこの記事。「ニジガクに10人目のメンバー、三船栞子ちゃん加入」という、ラブライブ!の歴史の中でも衝撃的なニュース。その衝撃そのままに、三船栞子ちゃんという女の子と向き合って書いたのがこの記事です。『無敵級*ビリーバー』記事が音楽を起点として書くそれまでのスタイルに乗っかった記事なのに対して、栞子ちゃんの記事は完全に音楽とは乖離して、物語を読んで自分なりに物語を噛みしめていく記事。後のアニガサキ視聴レポートに繋がっていく部分もあったと思います。

 

長月

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  ニジガクの記事を書いていくうちに培った「大好き」をぶつけていく方法を、そのまま私の趣味の一つである野球にぶつけたのがこの記事。後で話しますが、私は「ラブライブのブロガー」を目指しているわけではなく、「文章を書く」という一連の営みの中の通過点としてラブライブがあるわけですから、そこでの経験が他分野に活きたこの記事は一つの成功例かもしれません。今のところは、私のことをラブライブを経て知っていただいた読者の方が多いと思うのですが、いつかはもっといろんなジャンルの文章を読んでもらえればいいな......と思っているので、この記事は私にとって一つの大切なマイルストーンです。

 

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  多忙と混乱を極めた夏休み。そんな環境の中で脳みそも混乱してしまったのか、ニジガクの2ndライブを前にした私は、とんでもなく壮大な企画をおっぱじめ、そして異常な達成感と、どっしりとした疲労を手に入れるわけです。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2ndライブカウントダウン企画『ニジガクカウントダウンウィーク』。3rdアルバム『Just Bellieve!!』の各曲について、スクスタのキズナエピソードからそれぞれの曲を読み解き、ライブでの注目ポイントを語っていく記事は、毎日更新ながら1万字近いボリューム感。あのね、正直、毎日更新でこの分量はやめた方が良いと思います。裏話ですが、この企画まで私はスクスタのプレイ状況が芳しくなく、この企画はニジガク全スクールアイドルのキズナエピソードを全て開放するところから始まったこと、それから、『Just Believe!!』、『無敵級*ビリーバー』、『未来ハーモニ』の3曲を紹介する#0が存在していたものの、力尽きてお蔵入りになったことを付け加えておきます。なんでこんな修行みたいなことしたんだろうね?自分でもわかりません。でも、楽しかったよ。


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  2020年は、両手の指で数えるほどしか遊びに出ていないのですが、9月に一度沼津に行くことができました。久しぶりの「こばとんの旅行日記」は沼津・内浦です。ルビィちゃんの誕生日に行けたのはよかったなあ。旅行記は、ネタがあればこれからもビシバシ書いていくと思うのですが、これはいかんせんコロナの感染状況次第でしょうか。はやく新型コロナウイルス感染の心配なしに、平和にどこにでも行ける世界になったらいいなあ。

 

神無月

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  秋学期が始まった10月。10月3日から、TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』がはじまりました。

 1話記事は、「最速視聴レポート」と題されているように、放送終了後から数時間で上がった即席めんのような記事。はじめは、各話終了後は簡単な感想記事をささっと上げて、全話放送後にまとめて記事を書くつもりだったのですが、あまりにアニガサキが名作だったことと、それからニジガクのブロガーたちがめちゃくちゃ熱い記事を毎週上げているに触発されて、私も各話放送後に毎回熱い視聴レポートを書いていくことになりました。

 

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  アニガサキは、各話それぞれが各メンバーの担当回になっているすっきりした構成でした。2話が推しのかすみちゃん回になるということで、気合を入れてかすみちゃん回の記事を書いたところ、手ごたえ上々。勢いそのままに3話せつ菜ちゃん回の記事を書くと、こちらは反響も抜群。ここから、どちらかと言えば「考察」っぽいテイストで、記事を構成していくことになります。

 

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  ところが、4話に至った時に「わからない」となってしまったんですね。もちろん、ニジガクには虹色のメンバーがいて、それぞれに違うのですから、私にとって全員が「わかる」とは限りません。むしろ全員が「わかる」というのは綺麗ごとでしょう。理解できるところも、理解できないところも、否定することなくその共通点も違いも共有する。それがほんとうに他人を尊重し、向き合っていこうとする態度だと思うからです。愛さんは好きなキャラクターですが、かすみちゃんやせつ菜ちゃんの時のようにすっきりした結論をだすことはできませんでした。ここから、アニガサキ視聴レポートにおいて、「自分のカタチ」を探す試みが始まりました。

 

霜月

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  11月はまさにアニガサキ視聴レポート「試行錯誤の月」となりました。5話記事は文学的に、6話記事は少しまえのスタイルに戻って、7話記事は歌詞の考察も交えつつ。「考察」ってどうしても、自分はこんなすごいことに気付けた!っていうマウントの取り合いに無意識に陥ってしまいがちで、でもそれでは「大好き」な気持ちも、しあわせも届けることができなくなってしまいます。アニガサキを観るとあまりに「気づき」が多くなってしまって、勢いそのままにぶつけるとどうしても情報量過多になってしまうんですよね。自分の書きたい文章ってなんだろう。そんなちょっと哲学的な悩みを抱えつつ、11月は4本の記事を書きました。

 突然の私事ですが、11月23日に祖母が永眠しました。祖母は、「文章を書く」ということに人一倍こだわりのある人で、かつては記者として活躍したこともありました。これから歩いていきたい「文章を書いていく」という道は、祖母が志し、そして叶わなかった道でもあります。祖母から受け取ったものを大切に抱きしめて、先へと進んでいきます。

 8話記事は、しずくちゃん回でありながらかすみちゃんの視点から描いた記事。物語を中心からではなく、ちょっとずらした視点から物語を見るのは私に合っているようで(本業の研究もそういう視点に拠っています)、かすかな手ごたえを感じた記事でもありました。

 

師走

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  12月は特に研究面で忙しい月になりましたが、そんな中でも青息吐息ながらアニガサキ視聴レポートだけは更新することができました。アニガサキ視聴レポート、結構負担が大きくて、結局アニガサキ放映期間中にはアニガサキ視聴レポート以外の記事を更新することができませんでした。アニガサキが終わったことは悲しくもありますが、侑ちゃんが新しい挑戦に向かっていったように、私としてもこれからどんなことを書いていこうか、という希望にあふれた気持ちもあります。......まあまだ12・13話の記事を上げていないんですが。もうちょっとだけ待っていてください。

 12月更新記事の中で特にお気に入りなのは、11話記事です。「物語を端っこから見る」視点で、ファンの目線で、特に色葉ちゃんと浅希ちゃん。それから今日子ちゃんが同好会の動向(「同好会」だけにね!)、それから悩める歩夢ちゃんに少しでも関わってくるかな、と希望を込めて書いたのですが、ドンピシャの展開が来て震えました。恐怖で。アニガサキはやっぱすごいよ。

 もちろん悩んでばかりでしたが、12月は少しでも自分で「好きだ」と思える記事を書くことができました。この感覚を2021年へとつなげていって、もっとレベルアップしていきたいと思っています。

 

一年の計

 さて、2020年を振り返ってまいりました。

 夢に向かって一歩踏み出す。そのためにブログの定期更新を始めた一年でしたが、予想もしていなかったところまでやってくることになりました。今いるこの場所が、夢に近づいた場所なのか、それともちょっと遠回りになっているのか、あるいは真反対に進んできているのか、それはわかりません。しかし、一つだけ分かったことがあります。

 それは、私が「文章を書いて、それを読んでもらう」ことが好きなこと。授業で発表したり、論文を書いたり、Twitterであれこれ話したり。漠然と楽しいと感じていた営みの何が楽しかったのか、それを具体的に知ることができたのは、2020年最大の成果といっても過言ではないでしょう。

 2021年は、こうして気づいた自分の中のキモチをどうやって将来の自分、もっと言えば生業につなげていくのか、その具体的な方法を探していかなくてはいけません。研究に打ち込むこと、この場所で誰かに「しあわせ」を届けられる記事を書いていくことが基本であることは変わりません。一方で、一次創作や二次創作など今までチャレンジしたことのない領域にも踏み込んでいくこと。「こばとんの徒然日記」を飛び出して、もっと大きな世界で自分の文章を書いていくこと。それを目標に取り組んでいきます。未来図はまだ描けないけれど、計画通りの未来に行くよりは、想像できない世界へと飛ばされていく方が楽しいに決まっています。今年もまた、想像もできないくらい遠くまで行って、ちっぽけな自分を懐かしむようにこの記事を一年後に読み返せたらいいな。そう思うのです。

 なにはともあれ、私がここまでやってこれたのも、これから先の不確実な未来へ進んでいこうと勇気を出すことができるのも、私を見つけ、そして私の文章をたくさん読んでいただいたみなさんのおかげです。いつかみなさんをどこかへ連れていけるような物書きになりたい。不束者ですが今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 それではまた。

 こばと