こばとんの旅行日記・黒澤ルビィ生誕祭in沼津
こんばんは。こばとんです。
ここ最近は虹ヶ咲の2ndライブ関連で熱が入ったブログを沢山更新していたので、おかげでスナック菓子くらい軽い内容のブログをどう書き始めたらいいかわからなくなってしまいました。リハビリですね。ちょっと砕けた感じでいきましょうか。
ここ2か月、シングル『無敵級*ビリーバー』発売、三船栞子ちゃんのニジガク加入、そしてアルバム『Just Believe!!!』発売と虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会関連のイベントが続き、それに感化されて気合の入ったブログをたくさん世に出してきました。おかげで飛躍的に読者が増え、同じように言葉を紡いでいる人とも出会い、視野も一気に広がった感じがします。
でもね、その分少し、他のジャンルの記事とか、ゆるい記事が書きにくくなった気もして.......。自意識過剰ですね。反省します。ブログなんて好きなこと書けばいいのよ。わかってる。でも、人間の心と言うのは複雑なものでして.......。結構いろんなジャンルのブログをこれからも書いていくと思います。それは悪しからずということで。
戯言はこのあたりまでにしておきましょう。本題に入ります。
今回のブログは忘備録的に書く、久しぶりの旅行記です。とはいえ、がっつりラブライブ!関連なのはご愛敬。
9月21日、Aqoursにおける私の推しである黒澤ルビィちゃんの誕生日に、沼津に行ってきました。実は、母の仕事の関係でまとまった数のプレゼントが必要になったんです。なら、沼津で買って、いつもお世話になってる第nの故郷に貢献しようじゃないか、ということで遠征を敢行しました。沼津にお金は落とせるし、必要なものは買えるし、私は沼津に行けるし、一石三鳥?って感じです。
キャラクターの誕生日に沼津を訪れるのは初めて。どんな感じなんだろう。混んでるかな。と、ドキドキで沼津に向かいました。
4連休の人出はすごいものでしたね。早くも圏央道に乗ったらすぐに渋滞。箱根付近でちょこちょこ寄り道しながら、11:00頃にようやく内浦につきました。
今回は伊豆縦貫道経由だったので山側から口野放水路のあの信号に出たのですが、やはりここがラブライブ!サンシャイン!!の世界の入り口という感じがして好きです。みんな言ってるよね。沼津市街から走ってくると、静浦くらいまでは意外と街中だったり、防波堤が高かったりするので、期待するほど海が見えないんですよね。それが、ここ口野の信号を曲がると、世界は一変する。ほんとうに一変するんだよね。この場所を選んだのはほんとうに慧眼だと思います。
実は私、ここ内浦には深い思い入れがあります。既にそれで一本ブログを書いているので、それを読んでくれても嬉しいけど。貼っておきますね。
そう、私にとって「初めての家族以外での旅行」の行先がここ、内浦だったのです。ラブライブ!サンシャイン!!はプロジェクト発足時から追いかけているわけですが、舞台がここと分かった時には運命を感じました。え?大げさじゃないかって?まあオタクはそんなもんだよ、っていうのもそうだけど、それだけでもないと思います。
不思議と、あの旅行を、まだ思い出せるのです。もう17年も前なのに。6歳のわたしに、海辺の小さな街は大きなインパクトがありました。当時私が宿泊したのは山三ビュウホテル(安田屋さんのとなり、松濤館の向かい)の、かなり高い階の部屋でした。一度内浦を訪れた人ならわかると思いますが、内浦湾を見下ろす景色は絶景なんですよね。お隣、安田屋旅館は千歌ちゃんの実家でも話題ですが、太宰治ゆかりの宿でもあり、太宰はここでかの『斜陽』を書いたとされます。内浦湾が見えて、それから淡島がどっしりと浮かんでいて、背景には見事な富士山が映える。一度見たら忘れられない景色なんですよね。
ここ内浦のすごいところは、確かにアニメの聖地なんだけど、「アニメに頼らなくても」十分な、圧倒的な魅力があるところだと思うのです。例えばガルパンの聖地・大洗は、「街全体がアニメを完全に受け入れているその雰囲気」がすごく魅力的なのですが、内浦は違います。
内浦は、景色だけで勝負できる。そんな感じなんだよね。ただそこに、千歌ちゃんを走らせるだけでいい。Aqoursのみんなを、そこにイメージするだけでいいんです。この感覚は唯一無二。疑う人はぜひ内浦に行ってみてよ。後悔はしないと思うよ。
さて、チケットを買ったら船で淡島にわたりましょう。さっきの昔話の続きをすると、淡島まではかつて日本で唯一(だったはず)の海上ロープウェイが走っていました。写真の「あわしま」と書いてある建物は、その名残。2017年くらいまではロープが残っていましたが、ついに撤去されてしまいました。船で行くのと、ロープウェイで行くの。どっちがいいかなあ。今の船で行くスタイルもなかなか味があっていいんですけどね。かつての海上ロープウェイも、今でも記憶に残ってるんだから多分楽しかったんだと思うな。
そういえば、この日は東海バスのAqoursのラッピング高速バスがあわしまマリンパークの岸側にいました。来てるなんて知らなかったよ。年中いろんな企画をやっているのも聖地ならではって感じがします。このバス、内装もAqours仕様らしく.......。乗ってみたいね。
知らないとなかなか気づかないかと思いますが、船からはかつてのロープウェイの遺構が良く見えます。そう、淡島側の駅「山頂駅」です。ちなみに私は鉄道オタクでもあり廃線オタクでもありそれからちょっとだけ廃墟オタクでもあり、思い出の地が荒廃してる姿を見に行ってみたくてたまりません(なんか語弊がある気がする)。一回そういうツアー組んでくれん?あったら行くわ。
ちなみに、現在はここに立ち入ることはできません。淡島神社まであの地獄の山道を登っていくと、途中で右方向へと逸れていく立ち入り禁止の道を見つけられるはず。それがロープウェイの駅につながっています。当時、あわしまマリンパークに行くには山を下りていく必要があったんですよね(ロープウェイの記憶もあるし、山を下りていった記憶もある)。ちなみに、この場所は淡島神社はおろか、ロックテラスよりも(多分)低い場所。全然「山頂」ではないよね。
船で島に向かうようになった今では、桟橋が島の玄関口です。ここ、あわしまマリンパークは非常に開放的な水族館で、屋外にも多くの動物がいます。関東圏だと鴨川シーワールドとかが同じ構造かな?開放的な水族館は健康的な感じがして好きです。薄暗い室内はおしゃれでいいけど、「そういう」雰囲気になるしね。よく考えたら私、水族館オタクでもあるんだよな。そのうち水族館に関する記事も出すことにしましょう。
それにしても、いつ来てもこの水族館はノスタルジーな雰囲気があっていいですよね。先日としまえんが閉園となって、「普通の遊園地が無くなるなあ......」と思ったのですが、同様に「普通の水族館」も徐々に絶滅危惧に陥っている気もします。大きくて有名な水族館は、どんどんお洒落に、最新設備なんかを入れて、もはや動物じゃなくて演出を見に来てるのか???ってなるところも多いですし、一方の何の変哲もない小さな水族館は、徐々に寂れている気がするんですよね。でもさ、普通の水族館が一番いいじゃん。だってかわいいペンギンさんやイルカさんやカワウソさんを見に来るところなんですよ?インスタ映えだけがすべてみたいな世の中にはなってほしくない。
と、世の流れに反して愚痴ってもしょうがないのですが、ここあわしまマリンパークは、そんな流れには完全に置いていかれてしまっています。時が止まったまま、朽ち果てていきそうな水族館。そこに、なだれ込んでいくラブライブ!サンシャイン!!。ほんとに、この奇跡のように時が止まった水族館がこうして残っているのはラブライブの力だと思う。だからこそ、もっともっとお金を落としていかなくちゃね。
アシカショーやイルカショーを見た後は、ゆったりと淡島を一周してみました。初めて一周したんだけど、思ったより簡単に回れました。20分くらいかな?どこかで30分以上とか見た気がしたんだけどな。
水族館の反対側に回ると、内浦湾が一望できていいですね。右手には長井崎中学校。左手には三津のビーチと内浦の街。伊豆半島特有の箱庭感と、完全に凝縮されたAqoursの日常の世界.......。最高です。
この日は驚くほど海が綺麗でした。のぞき込むだけで魚群が見えるし、海底にはウニがたくさん転がってるし。松浦家のダイビングショップはありませんが、ダイビングしてみたら楽しそう。
さて、そろそろ淡島を離れるとしましょうか。三津方面に向かいます。
内浦って深刻に車を停めるところが少ないんだよね。駐車場をやったらビジネスになる気がします。でも土地がないか。どうかな。
なんだかとっても渋滞していますし、ここからはお散歩しながら内浦を楽しむことにしましょう。
まずは三の浦総合案内所へ。ここは有名だよね。
内浦は比較的ラブライブ!っていう感じのゴテゴテのラッピングに溢れているかというと、意外とそうでもない部分もあるのですが、ここは違います。もうAqours一色。梨子ちゃんとルビィちゃんの誕生日と言うこともあって二人のフィギュアやねそべりがいっぱいでした。ちゃんとマスクしてるとこが面白い。
足を延ばしましょう。長浜城跡に向かいます。
えっと、いちおう専攻は歴史学なので歴史のお話をすると、ここ長浜城は戦国時代に関東を治めた北条氏のお城です。ここは北条水軍の城。陸上だけではなく、海上でも戦国時代の覇権争いは繰り広げられていました。海をもつ多くの大名は、水軍も持っていなくてはいけなかったのです。しかし、もとから水軍や、それに適した人材を持っている大名というのはほとんどありませんでした。そこで、各大名は海賊を召し抱えて水軍の長を務めさせたわけです。これは忍びの者、つまり忍者にも同じようなことが言えるかも。戦国大名の水軍では、毛利氏の村上水軍、豊臣氏の九鬼水軍は有名ですね。ここ駿河湾は、北条氏と、それから今川氏が滅んだあと駿河に入ってきた武田氏の水軍が対峙した場所でした。
ちなみに、ここ長浜城の城主は梶原景宗。元海賊の彼は北条水軍の中では最も有名な、代表的な武将と言ってもいいでしょう。私もよくゲームでお世話になりました。
ここ、長浜城は内浦湾がもっともよく見える場所のひとつで、ラブライブ!サンシャイン!!にも聖地として出てきます。あれだよね、PVを作るときだよね。
長浜城を超すと重須と呼ばれる集落に入ります。ラブライブ!サンシャイン!!の聖地と言えるのは、ここ重須と、それから長井崎まででしょうか。それより南には、ぽつぽつと聖地があるだけになります。
トンネルの手前を左手に逸れて歩いていくと、「あのバス停」が現れます。それから、見慣れた堤防。海越しに淡島。ここは晴れてると富士山の絶景スポットなんだけどね。今日は富士山は相変わらずご機嫌斜めの様子です。
この防波堤にメンバーが腰かけているイラストもよく見ますが、実際に行ってみると海面、それから浜辺との高低差が大きいのでちょっと怖いです。2mくらいは優にあるんじゃないだろうか。真似をして写真を撮ったりするときは、怪我をしないようにね。
さて、そろそろ日も陰ってきたことですし、引き上げるとしましょう。
ところで、今回初めて伊豆三津シーパラダイスの立体駐に車を停めたのですが......。
まず、怖いね。アクセルとブレーキを踏み間違えたら海にまっさかさまになりそう。ちょっと解放感があるのはいいけど。
それから、懐かしのホテルがよく見えました。そう、話は戻りますが山三ビュウホテルです。
最上階に近いところに海に面して広い窓が見えますが、多分ここに泊まったはずです。でもここ、どう考えても宴会場かなんかだよね?しかも、かなり多人数で一緒にねた記憶が.......。大広間だったのかなあ。どっかのタイミングで泊まってみるべきだったかなあ。しかし、とにかくその大きな窓からの景色はよかった覚えがあります。内浦にあるホテルの中ではかなり高い建物だしねえ。
とんでもなく混雑している道を、ゆっくり沼津へ向かいます。名残惜しいなあ。
沼津ではまず沼津港へ。ここは混んでました。大盛況。深海水族館もとっても好きだから、また行きたいけどなあ。
目的は一つ、そう、ルビィちゃんのマンホールです。沼津港にあるんだよね。せっかく誕生日だし、実は一回も写真が撮れていないので。
もう時間があまり残されていないようです。行きたいところもっとあったけどなあ。つじ写真館さんに行けなかったのは悔やまれるところ。やっぱ泊まりでいつか来たいですね。朝の内浦とかも堪能したいし。あとはね、オタクと来たい。大所帯でもいいなあ。同じ趣味のひとと話す時間って至福だよね。今はリアルの知り合いでラブライブ!好きがあんまりいない状況なので、寂しく活動を続けております.......。ばりばりに車運転できるからね、誰か今度行きましょ。
最後にBiVi沼津で開催されてるラブライブ!サンシャイン!!のプレミアムショップへ。これは開催期間ギリギリだったのでよかったかな。千歌ちゃんの夏祭りのポスターが買えたのはよかった。今年はコロナの影響で花火大会もお流れになりましたが、このポスターはほんとに粋だと思うの。
えっと、オチがないんですよね......。名残惜しくも沼津を離れます。まあね、酷かったよ。渋滞が。沼津市街から東名に乗るところから渋滞。しかも東名も御殿場あたりから動かず......。6時に沼津を出たのに自宅についたのは10時半近く。疲労感で一杯でしたが、楽しい一日だったと思います。
もちろん外出の際には新型コロナウイルス対策は不可欠です。今回の旅行も、マスクの着用・手洗い、除菌の徹底・できる限りレストラン等での飲食を避けるなど、様々な対策の上で旅行しております。みなさんもお気をつけ下さいね。
とはいえ、いつまでも家にこもっていては折角の延長した学生生活ですから、いろんな経験をつみたいところです。順次対策のなかで一人旅とかを増やしていきたいな、当思った小旅行でした。
それではまた。
こばとん